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JazzMutant Lemur




バージョン1.6について

コントローラーは新たな次元へ

Lemur

Lemurは新しい次元のコントロール体験を実現します。美しいグラフィックにより表現されたモジュラーベースのインターフェイスコンセプトや、先進的なデザイン、独自のマルチタッチセンサー技術などが総合的に絡み合って、他の追従を許さない工学デザインを体現しています。

DAWやバーチャルインストルメント、DJ/VJソフトウェアなどを、画面上で直接操作しているかのような操作感を実現し、効率的かつ正確でクリエイティブな制作/パフォーマンス環境を提供します。

Lemurは簡単な操作フローと、視覚効果、直感的な使用感などを提供し、複数かつ相互にネットワーク環境内で動作します。

テンプレートのライブラリから、あらかじめデザインされたモジュール、インターフェイス、プロジェクトのプリセットを使えば、既存のコントロールサーフェスのような感覚ですぐに使用することができます。また、もちろんJazzEditorにより自分だけのコントローラーをデザインすることも可能です。

バージョン1.6により、Lemurはコントローラーのレベルをさらに高く引き上げました。

ローカルブラウザ

MIDI設定を完全に把握

ローカルブラウザ

MIDI設定画面のスクリーンショット

これまでのアップデートで積み重ねられた向上を受けて、バージョン1.6では新機能の追加だけにとどまらず、「箱から出してすぐに使えること」をコンセプトにした、コンピュータとLemurとの簡潔な接続について追求しました。

スイッチを入れるだけで作業を開始

ブラウザウィンドウ

Lemurブラウザウィンドウのスクリーンショット

バージョン1.6で、コントロール機能の面において既存のMIDIコントローラーとの差をさらに広げました。新しいバックグラウンドアプリケーション JazzDaemonは、Lemurのアウトプットとホストアプリケーション上で動作するMIDIアプリケーションのMIDIポートとの間でシームレスにデータを媒介します。

JazzDaemonはまた、複数のコンピュータ上のさまざまなMIDIアプリケーションとLemurとの間で双方向のMIDIデータ通信をコントロールします。例えば2つのLemurから同じMIDIアプリケーションをコントロールしたり、逆に1つのLemurから複数のコンピュータ上で動作する MIDIアプリケーションをコントロールすることも可能です。

JazzDaemonは、Lemurがコンピュータへ接続されると自動的にそれを検知します。接続が確立されると、MIDIルーティングなどの設定を、新たに追加された設定画面によりタッチパネル上でコントロールすることができます。

バージョン1.6で新たに追加された内部ストレージ機能により、すべてのインターフェイスとマッピング情報をタッチパネル上から瞬時に呼び出して切り替えることが可能になりました。ブラウザダイアログでは、プロジェクトやテンプレート、デフォルト設定などをブラウズして呼び出すことが可能です。また、任意のプロジェクトをスタートアッププロジェクトとして、起動時に自動的に呼び出すようにすることも可能です。

ユーザーからのリクエストを真摯に受け止め、バージョン1.6ではここで紹介するものだけにとどまらず、様々な機能追加や改良が実現しています。

新しいオブジェクト&追加機能

Rangeオブジェクト

Rangeオブジェクトのスクリーンショット

Range オブジェクトは、カスタマイズ可能なスライダーで、連続的な範囲指定を直感的にスケーリングすることができます。サンプルパートのルーピングや、ダイナミックフィルタのコントロールの際に便利にお使いいただけます。

Text オブジェクトは、他の様々なオブジェクトに対して、わかりやすいラベルとして割り付けるためのオブジェクトです。画面上の任意の位置に、好きなフォントサイズや文字揃えで文字情報を追加できます。文字の表示/非表示はダイナミックにコントロールすることができ、必要であれば点滅させることも可能です。

※2007年11月現在、MIDIプロトコルの仕様上の制限により、オブジェクト名やテキストに日本語が使用されている場合、Lemurの画面上では正しく表示されません。

Custom Button

CustomButtonオブジェクトのスクリーンショット

Custom Button オブジェクトは、ボタンまたはスイッチとして動作します。Textオブジェクトのようにボタン内にテキストを配置したり、プレイバックあるいは録音ボタンのようにボタン内にビットマップ画像を様々なカラーで表示させることもできます。Custom Buttonオブジェクトを使用することにより、インターフェイスの視認性をさらに高めることが可能です。

JazzEditor上で、オブジェクトのグルーピングができるようになったことにより、編集作業がさらに効率よく行えるようになりました。

Container オブジェクトにロック/ロック解除機能が追加されたことにより、レイアウトが一段と効率よく行えるようになりました。確定したContainerはロックすることにより、複雑なレイアウト内で他のオブジェクトの編集作業中に誤って手を加えてしまうのを防ぐことができます。また、作成したインターフェイスを WEB上でシェアする際にも、Containerのロック機能を使用してユーザーに不要なパラメータをいじらせないようにすることも可能です。

グリッド機能

グリッド機能のスクリーンショット

Multiball、Fader、Knob、Multisliderの各オブジェクトでは、新しいグリッド機能により、オブジェクトのエリアを等分に分割して、出力にクォンタイズを掛けることにより、より正確なコントロールを可能にしました。サラウンドのサウンドデザインや、よりクリティカルなコントロールが要求される場合に、この機能を活用いただけます。ノブに対してグリッドを適用すると、Moogのロータリーフィルタのセレクタをエミュレートすることもできます。グリッド機能は、コントロールの正確さをもたらすだけでなく、それらのオブジェクトがどのような動作を行うようにデザインされているかを明示的に表すことができます。

Textオブジェクト

Textオブジェクトのスクリーンショット

これら新しいオブジェクトは、正確かつ最適化されたインターフェイスデザインを提供します。すべての改良点は、「最大限に直感化されたワークフローと、最大限の効率性との融合」というゴールを目指しています。他の多くのコントローラーがなしえなかったこと、正確性と創造性は相反するものではなく両立できるものであることを、Lemurは証明していきます。

まとめ

JazzDaemonによるシームレスな統合環境が実現する、高速かつスムースなネットワーク通信。モジュール、インターフェイス、プロジェクトを内部ストレージに保管することによるスマートなナビゲーション。

ブラウザ画面によるプロジェクトやインターフェイスのプレビュー機能を利用した、簡便なマネージメント機能と呼び出し機能。Lemur側からのMIDI+OSCの設定調整。

3つの新しいオブジェクトの追加と、既存のオブジェクトの機能向上。よりよい視認性と機能のグラフィック表示を通した、ワークフローの改善。複雑さを見せなくすることによる簡便性の実現。 グリッド機能による、正確なコントロールと画面表示。

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