No.6 《五線ツール》で五線を自在に操ろう!
連載第6回目では《五線ツール》を使って操作する、五線にまつわる色々な設定やレイアウトについてお話しました。
本誌の最後でも触れましたが、Finale 2011ではこの《五線ツール》が劇的に進化しています。
特に、五線同士の間隔をレイアウト調整する方法が以前のバージョンと比べてとても直感的に、かんたんになりました。
今回の連動Webではこの点について詳しくご紹介いたします。
※本誌の記事とあわせてご覧ください。
五線同士の間隔を調整する方法
五線同士の間隔を調整するには、《五線ツール》を選択すると現れる、各五線の左上にあるハンドル(小さい□)を直接ドラッグします。そのドラッグ時の操作によって、五線の動かし方を制御することができます。
次の4パターンが基本となります。
◆特定の組段の五線の間隔を調整する(②~⑨をごっそり移動させて、①と②の間隔を調整する)

【操作】五線②のハンドルをドラッグする
◆他の五線に影響を与えずに、選択した五線だけを動かす(②だけを動かす。①、③~⑨は固定)

【操作】五線②のハンドルを、Altキー(MacはOptionキー)を押しながらドラッグする
◆楽譜全体の五線の間隔を調整する(②⑤⑧を一挙に同じだけ動かす。③④⑥⑦⑨も連動して移動)

【操作】五線②のハンドルを、ダブルクリックし、2回目のクリックで指を離さずにドラッグする
◆組段の天地の寸法を変えずに、選択した五線だけを動かす(②⑤⑧を一挙に動かすが、その他の五線は固定したまま)

【操作】五線②のハンドルを、Altキー(MacはOptionキー)を押しながらダブルクリックし、2回目のクリックで指を離さずにドラッグする
※応用
複数の五線を選んだ状態で上記の操作をすることで、さらにバリエーション豊かな編集を行えます。
この操作に慣れれば、誰でもかんたんに五線のレイアウトを意のままに操ることができるようになるでしょう!
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