MainVo(メインのパート)とSubVo(奥行きのパート)の2トラック用意します。
上がSubVoトラック、下がMainVoトラックです。

まず、Auto-Tune 5をかける前に、MainVoトラックの波形を、ア・リ・ガ・トウのように、わざとカットしていきます。
Auto-Tune 5のかけ方は、インプットで声のタイプを選び、曲のスケールに合わせた設定をします。
例えば、このトラックですと、Altto/Tenor Voiceを選び、キーはCマイナーになります。

そして、一番大事なポイントは、Retune Speedの設定です。Fast寄りに設定して、ケロっとした声を見つけたら、Auto-Tune 5からの新機能、Humanizeの登場です。これは本当に優秀な機能で、声のニュアンスを、より人間的で、スムーズにしてくれます。基本的な使い方はこんな感じですが、MainVoパートにはCreate Vibrato機能も使って、音が伸びた所で、ビブラートがかかるように、RateとVariationを調整しています。
SubVoパートは、カット編集はせず、Auto-Tune 5を同じようにかけます。
それから、ディレイとリバーブで奥行きを作ります。

最後は、MainVoに、SubVoを加えて、2つのトラックをMixします。