波形編集ソフトとして使用する
DSP-Quattroは、コンピューター環境でオーディオの製作/編集を行うすべてのユーザーのためのソフトウェアです。
このソフトで、オーディオの録音やオーディオファイル編集、マスタリングが行えます。QuickTimeを活用することで、WAVE、AIFF、SDII、MP3、AAC、オーディオCDなどのファイルを読み込み、各種ファイル形式に対応します。基本的なカット/コピー/ ペースト操作、精巧なタイムストレッチ・アルゴリズムやピッチシフト、リバーブ、ステレオ・エンハンサー、グラフィック/パラメトリックEQ、アナログフィルター・シミュレーター機能などが内蔵され、利用できます。さらにAudio Units /VST対応のサードパーテイ・プラグインも活用できます。DSP-Quattroのエディタにおいて、他の内蔵編集機能とあわせてAudio Units /VSTプラグインを使用してリアルタイム・プレビューを行ったり、適用することも可能です。DSP-Quattroの内蔵エンジンには、すべての編集操作トラックを管理しているため、操作の取り消し/再実行が可能となり、回数の制限がありません。取り消し/再実行の履歴を、グラフィックインターフェース上で管理し、多岐にわたる編集操作の段階を自由に追跡/選択することができます。
オーディオCDのマスタリングに使用する
DSP-Quattroは、QuickTimeを活用することで、WAVE、AIFF、SDII、MP3、AAC、オーディオCDなどのファイル読み込みにも対応し、iTunesとの連携が可能です。DSP-Quattroのプレイリストにお好みの曲を追加し、CDの内容を構成します。曲間の秒数設定やクロスフェードなど、元のファイルを破壊することなく（Non-Destructive Edit）プログラミングが行えます。また、エフェクトを使用する ことでプレイリスト上の楽曲にさらなる磨きをかけることも可能です。Mac OS X内蔵のCD書き込み機能を活用し、CDプレーヤーで再生可能なオーディオCD（RedBook仕様）を作成します。さらに、CDイメージファイルを作成することで、Roxio Toastなどの他 のCDライティングソフトウェアとの柔軟な統合を実現します。
AU/VSTインストゥルメントやエフエクトのプラグイン・ホストとして使用する
DSP-Quattroは、ソフトウェアシンセサイザーやエフェクトプラグインのホストアプリケーションとしてご利用いただけます。MIDIコントローラーや外部MIDIシーケンサーを活用し、AU/VSTインストゥルメントのリアルタイム演奏を試聴しながら録音することが可能です。さらに、AU/VSTエフェクトをリアルタイムに追加でき、プロ仕様の音質によるマルチエフェクトを加えることが可能です。ASIOやCoreAudioドライバを介し、インターフェース入出力の接続もリアルタイムに行えます。
ソフトウェアのサンプラーのお供に
DSP-Quattroは、ハードウェア/ソフトウェアサンプラーをご利用されている方々に最適な編集ツールとなるでしょう。専用の編集ウィンドウが搭載され、ループポイントの設定やエフェクトプラグインの適用が可能です。DSP-Quattroは、ハードウェアサンプラーとMIDI/SCSIを経由して接続でき、AIFF、SDII、WAVEの各種オーディオファイル形式を直接編集/適合することができます。さらに、SCSI搭載のサンプラーでは、直結することでDSP-Quattroがサンプラーのサンプルディレクトリに対して完全なユーザーインターフェースとなります。また、マウスクリックするだけで複数ファイルの転送、ステレオファイルの管理、ファイルの一部リージョンとして転送することも可能です。